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ピグマリオン効果から見る部下や後輩へのコミュニケーションの取り方

ピグマリオン効果というのはご存知でしょうか。

ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされ、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタール(英語版)によって実験された。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

いわゆるピグマリオン効果は、心理的行動の一つで、ローゼンタール氏が行った教育現場での実験に基づいているもの。

とある学級担任に、数カ月に伸びてくる学習者を割り出す検査を行うと伝え、さらに、リストに載っている子供たちは今後数カ月で伸びる子供たちだと伝えたところ、実際に数カ月後にその子供たちは、確かに成績が上がったという実験結果になったそうです。

ビジネスでの活用

4月になって新人研修や
新人研修じゃなくても、後輩に何かを教えるときや
お客様へ話をするとき

どういう期待を込めて接していますか?

よくあるビジネス本には、

「信頼しているよ」とか
「頑張っているね」とか
「いつも有難う」とか

言葉で伝えましょう。

と書かれていたりします。

もちろん、言われた側は嬉しいと思います。
単純な人は、期待されているんだ!がんばろう!と思う人もいるでしょう。

けれども、人とはその言葉の裏も感じ取ってしまう生き物です。

もしあなたが信頼していない人間に
「信頼しているよ。」
と言っても伝わりません。

「頑張っているね」と
あなたが相手が頑張っていないと感じているにも関わらず、そんな言葉を伝えたところで、
相手は、普段の対応から裏を感じとってしまいます。

可能性を信じるだけ

じゃぁどうしたらいいのか、というと

後輩や部下が、
良い結果が出せる可能性があると信じる
今ある壁を乗り越える可能性があると信じる

私が思うピグマリオン効果は、
ここでは、「何かができる期待」ではなく、「良い結果を出せる(生みだせる)可能性があると信じる」ということです。

(期待しないけど)「頑張って、やって!」という態度で接するのと

(貴方に可能性を感じているので、)「ちょっとさ。やってみない?」と仕事を渡すのでは

おそらく、この2つの態度は180度、違いますよね。

可能性を信じると出てくる言葉が変わる

私が普段から面白いなぁということは、
相手の可能性を信じると、信じるだけの言葉が必然的に出る、ということです。

例えば、後輩や部下が行う予定のプレゼンが近づいてきたとしましょう。
そういえば、進捗が上がってこない。どうなっているのか。と心配になったあなた。

「前にお願いしたプレゼンどうなってる?」

と聞くのは、当然かもしれません。

もし、あなたが
後輩や部下が最高なプレゼンをする可能性があると信じているとしましょう。

もしかしたら、あなたはこんな聞き方をするかもしれません。

「前にお願いした(もうすでに出来上がってる)プレゼン、ちょっと参考にしたいからちょっと見せてもらえないかな。」

人は、自分が思っている相手への印象で、言葉を無意識にチョイスするものなのです。

まとめ

もしかしたら、自分が信頼がおけなかったり、可能性をなかなか見出せない相手だったら、
ある意味、自分を騙して相手の可能性を無理やり信じることになるかもしれません。

相手を信じるのではなく、相手の可能性を信じる。
相手が出来ると信じるのではなく、相手の出来る可能性・ポテンシャルを信じる。

そうすると、見えなかったことが見えるようになるのかもしれません。

では、今日も良い一日を♪

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