.kotochica

人の感情を満たすことのできない商品。 それは本当に商品?

もし、あなたが何か商品を作って販売しよう、としたときに、

まず何を考えますか?

自分が出来ること?
作れるもの?
今の世の中の必要性を感じ、またニーズに合っていると思うから?

色々思いつくかと思います。

人は何のために商品を買う?

人は何のために商品を買うのでしょうか。

答え、先に言ってしまうと、

「満たしたい感情があるから」

です。

その商品を買って、
今困っていることを
今の悩みを
いち早く取り除きたい。

もしくは

今達成したい状況に、いち早く持っていきたい。

お金を払ってまで
その状況を作って、自分の感情を満たしたいのです。

例を挙げると・・・

ちょっとわかりにくいですよね。

例を挙げてみます。

私は、掃除は嫌いではないけど、掃除機が嫌いです(笑)

スムーズに動かない掃除機が嫌い。
しかも、部屋に掃除機は置きたくない。

何処を走り回るか分からない
お高いお掃除ロボットを買う気にはなれない。

小さな充電式掃除機を買ってみたものの
逆に使いがっては悪いし、充電中は邪魔。

しばらくフローリングワイパーだけで頑張ってみるものの
イチイチ先端に付けたワイパーシートの取り外しが面倒。

結局たどり着いたのは、
モップと箱型吸引ゴミ箱

ゴミを箱型吸引ゴミ箱にもっていったときだけ吸引してくれる掃除セットなのですが、しかも毎月1回モップ先端を交換してくれるというサービス付き。

この商品は私にとってゴミを吸い取り綺麗にする、というメリットのほか

掃除をするときに掃除機の音をずっと聞かなくていい
掃除機をセットする手間もない
夜中でも掃除できる
ガンガン使って汚しても、モップを洗わなくてよい。
しかも、部屋の中で違和感なくおいて置ける。

私にとってそのモップと箱型吸引ゴミ箱は
いつでも、スッキリしたーという感情を得ることのできる商品なのです。

なので、
サブスクで月1980円払って、その「感情」を買っている、のです。

作りたい商品を作って売るということ

作りたい商品を作って売るということは、
もはや商品ではなく、作品だと考えています。

自分は、こういう商品を作りたいと思っていて、ようやく完成しました。
おひとつ、どうでしょう?

これが、芸術作品だったら、何の問題もありません。
芸術としての価値を提供しているのですから。

もちろん、初めはそれでもいいと思います。

でも、あなたが作ったものが芸術作品ではなく、商品だった場合、

あなたの商品で、手に取ったお客様はどんな感情を手に入れることができますか?

こういう風な見方ができるようになると、あなたの商品の価値がよりはっきりと分かり、売れる商品へと変わっていくのではないでしょうか。そして、今の世の中に、価値を提供していく商品へと変わっていけるのだと考えています。

まとめ

如何でしたでしょうか。

作りたいように作って
自分の売りたいものを売る。

それは、自分の遊びの範囲でだったら問題ないでしょう。

正直いうと、私もたまに自分勝手に作ります。
自分が欲しいというものを作って、友達にプレゼントしたりします。

それは、ただただ、「自分」が楽しい。

けれども、販売となると別。

手に取った人の得たい感情まで考えられない商品は、
もはや商品ではない、と考えているからです。

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